山里学童の魅力ある行事


キャンプ(8月)

 山里学童保育最大の行事です。みんなで一泊二日で出かけます。みんなで飯盒炊爨をし、山登り、川遊び、オリエンテーリング、ストーンペイントなど、様々な体験をしてゆきます。そして何を言ってもキャンプファイアー。特に高学年のトーチトワリングは必見。そのためにずっと練習してきました。

 また、キャンプの内容は指導員と保護者の手作りであるのも特徴です。お父さん・お母さんも積極的にこの行事に参加されます。この行事を通じ、自分のお子さんだけでなく、学童みんなのお子さんや保護者との交流が深まる、大きな行事です。

 


山里っ子の作文から……

「四年生、トーチ大成功!!」

 トーチとは、火をつけたぼうを両手にもって、いろいろなわざを見せるものです。学童のキャンプで高学年しかできない、きけんなえんぎです。


 まず、六月のおわりごろ、木のぼうに、ふるいタオルをまきつけて、トーチを作りました。そして七月になってから、練習を始めました。四年生は、トーチは初めてで、七しゅるいのわざを見せます。指導員の二人のテストに合格しないと本番に出られません。毎日練習し、夏休みになってからは、毎日五、六時間、ときには、一日中がんばりました。ゆびの間の皮がめくれても、ばんそうこうをはって、練習して、四年生全員がテストに合格しました。


 八月二日の夜、本番前、いつもにぎやかな四年生が、全員無口になっていました。三日前のリハーサルのときは、みんな「かんたんだね」と言っていたのに、ぼくもみんなもどきどきしていました。

 

 本番が始まりました。ぼくは、体がかってに動いて、前回しというわざのやる回数をまちがえてしまいました。それ以外は、みんなそろってわざを見せることができました。

 

 えんぎがおわると、お父さん、お母さんたちが、はく手をしてくれました。ぼくは、とてもうれしかったです。「来年もがんばろう」と思いました。

(四年生・男子)


もちつき大会(2月)

 キャンプとならぶ、山里学童の定番行事です。指導員、保護者、子どもがみんなで一生懸命臼と杵でもちをつきます。みんなでついたもちは、学童だけでなく、近隣にもふるまわれ、地域との交流の場にもなっています。

 

 

お泊り保育

 いつも夕方には後にする学童。みんなで泊まったらどうなる?どうする?

 単に学童で寝泊まりするだけでなく、やることをみんなで決めて、みんなで楽しむ。自然自然に社会性が育まれてゆく、ワクワク・ドキドキの一泊です。

 

こま大会(2月)

 学童の冬はコマで熱くなります。2月には昭和区の学童間で、コマの大会が開かれるからです。長生きゴマにケンカゴマ。最初はうまく回せなかった子どもも、次第に慣れてゆき、ものすごい勢いで回してゆきます。「コマまわせたよ!」そんな一言が子どもたちの成長につながります。

 慣れた子は手に載せたり、紐に載せたりすることまでできちゃいます。日本の伝承遊びであるコマを、男の子も女の子も楽しみます。

 


おでかけ(随時)

 遠足に行ったり、プールに行ったり、もりころパークなどの遠くに遊びにでかけたり、博物館にでかけたりと、さまざまなおでかけがあります。子どもたちはみんなで楽しみます。

ものづくり教室・海外との交流

 この他に、指導員それぞれの得意分野を生かしたものづくり教室が開かれたり、近隣大学の海外からの留学生との交流が行われたり、日々の基本的な生活の中で、様々な行事が行われます。また、ハロウィーンやクリスマスなどでは、子どもたち自身で行事を考えて、実行してゆきます。また、子ども会議などを通じて、みんなでものを決めて実行につなげてゆくという、大切なスキルを学んでゆきます。

卒所旅行・卒所式(3月)

 小学校の生活も終わりを告げるとともに、学童の生活も終わります。そんな6年生に、みんなでお祝い。そして6年生みんなで一泊二日の旅行にでかけます。

卒業といっても、結局、中学校の帰りに学童に立ち寄るのですね。なかには、指導員として帰ってくる卒所生もいます。